フジ産業株式会社
工場内は、切断部門・加工部門・部品付け部門の3部門が工場面積の半数以上を占めており、かつそれらの設備の老朽化が進み、社内連携にも問題が多発している状況でした。多種一品目の重量材加工がメインのため、非常に重労働であることはもとより、定時帰宅も困難な工場でした。毎月の社員の募集と退社が常態化し、人員不足と作業効率の悪さが課題でした。
「FB-10000-8ATC-C 」をご提案しました。※ちなみにこちらは弊社の特許取得機です。最新鋭機なので、こちらの機械であれば前述の3部門の工程が1台で可能です。しかし、今回は特殊なワークかつ、3部門の工程を1台で対応できるような仕様する、10m超の長尺物など、多くの課題があり気がつけば3年の月日が流れていました。何度も壁にぶつかりましたが、お客様が諦めずに我々に付き合ってくださり、何とか最新鋭機を完成することができました。
加工スペースが1/3になり、加工作業者は今までの半数になり、今まで加工に従事していた作業者は組立部門に移動し、そのため作業効率が2倍以上になりました。また加工効率が上がったことはもちろんですが、何より我々が嬉しく思ったのは、職場環境改善に役立った、離職率低減につながったということでした。
今までは定時帰宅など不可能だった職場が、残業の軽減が進み、週内に定時帰宅日を設けられるようになり、それが離職率の低減につながったとのことでした。当初ゼロであった女性作業員も今では増えてきています。
※画像はFB5000-12ATC-Cになります。
・通常のATCヘッドと±180°旋回のノコヘッドを搭載
・穴あけ、ミーリングから角度切断まで一台で加工
・フルカバーなので切粉の飛散を防止
・ストロークやその他仕様はお客様のご要望をお伺い致します
・対話メニュー標準搭載で操作簡単